「集客のためにポータルサイトを活用した方が良いよ」
「ポータルサイトのおかげでコスト抑えて集客できたからおススメだよ」
こんなことを聞いたことありませんか?
店舗の集客方法の1つに「ポータルサイトの活用」があります。
しかしポータルサイトはその使い方が重要で、使い方が正しくないとどんなにリソースを割いても集客には結びつきません。
そこで今回は、店舗集客におけるポータルサイトの役割と使い方について詳しくお話ししようと思います。
ポータルサイトを利用するかどうか悩んでいる方、今利用しているけれども上手く集客につながっていない方は、この記事を参考にしていただければと思います。
ポータルサイトとは
ポータルサイトのポータルは、日本語で「玄関」という意味で、玄関となるサイトということになります。
誰にとっての玄関かというと、「ユーザー」にとっての玄関です。
例えば美容室を探している人にとって、地域の美容室の情報がまとまって掲載されていたり探せるサイトがあると便利ですよね?それがポータルサイトです。
ユーザーはポータルサイトという玄関を通ることで、美容室に入っていくことが出来ます。
お店側はポータルサイトに店舗の情報を掲載し、ユーザーがそれを見て、お店に行くかどうか検討します。
多くの人に利用されているポータルサイトにあなたの店舗情報を掲載すると集客につながりますが、あまり利用されていないポータルサイトだと集客力はありません。
どのポータルサイトを利用するかを調査検討することが、店舗のポータルサイト集客では重要になります。
店舗向けのポータルサイトの種類
店舗向けのポータルサイトには種類があり、あなたの業種に合ったポータルサイトを選ぶことが集客成功率をアップさせます。
1つ1つ詳しくご紹介します。
業種別ポータルサイト
1つの業種に特化したポータルサイトで、特化しているために情報の濃さに特徴があります。
業種別ポータルサイトの例は次のようなものです。
しんきゅうコンパス → 鍼灸院特化のポータルサイト
ヘルモア → 治療院特化のポータルサイト
EPARK接骨・鍼灸 → 治療院特化のポータルサイト
ヘアログ → 美容院特化のポータルサイト
ネイルブック → ネイルサロン特化のポータルサイト
ぐるなび → 居酒屋・レストラン特化のポータルサイト
他にも各業種ごとに特化したポータルサイトがあります。
クチコミサイト
クチコミ投稿機能があり、かつそのクチコミが重要な役割を果たしているのがクチコミサイトです。
次のサイトが有名どころです。
エキテン → 店舗のクチコミサイト
食べログ → 飲食店のクチコミサイト
ウェディングパーク → 結婚式場のクチコミサイト
クーポンサイト
店舗のクーポンを掲載することが出来、かつクーポンが重要な役割を果たしているポータルサイトをクーポンサイトと言います。
代表例は次の通りです。
ホットペッパービューティー → 美容室のクーポンサイト
ホットペッパーグルメ → 飲食店のクーポンサイト
地域サイト
業種ではなく地域に特化した店舗のポータルサイトです。
栃ナビ → 栃木県の店舗ポータルサイト
宮ラボ! → 宮城県の店舗ポータルサイト
かごぶら → 鹿児島県の店舗ポータルサイト
各ポータルサイトの実態
店舗向けポータルサイトを4つの種類別に紹介してきましたが、実態として、複合種類型のポータルサイトが多くなっています。
例えば「食べログ」は、「業種特化」と「クチコミ」の組み合わせです。
ホットペッパービューティーは「業種特化」「クチコミ」「クーポン」の組み合わせです。
そのポータルサイトで最も重要な役割を果たしている要素が、種類分けになっているとご理解ください。
ポータルサイト活用3つのポイント
ポータルサイトの種類について解説してきましたが、店舗としてポータルサイトはどのように活用すれば集客につながるのでしょうか?
ここからはポータルサイトの活用ポイントをご紹介いたします。
①店舗情報を120%追加する
ポータルサイトごとに掲載できる情報が違いますが、掲載できる情報はなるべく多く掲載しましょう。
例えば「エキテン」の場合、掲載できる情報として次のような項目が用意されています。
・店舗情報
・クチコミ
・写真
・メニュー
・お知らせ
・スタッフ
・クーポン(1つ)
有料プランにすると、上記に加えて「イチオシ」という項目とクーポン掲載数が増えます。
これらの項目に空きを作らないことはもちろん、掲載する内容を短い文章で済ますのではなく、文字数を多くして「店舗の特徴」「強み」「雰囲気」が伝わるようにこころがけることが重要です。
②ポータルサイトで最も影響力のある項目に力を入れる
ポータルサイトには種類があり、その種類ごとに重要な役割を果たしている項目が違うとお話しました。
そのポータルサイトで重要な役割を果たしている項目に力を入れることは、店舗集客に強く影響します。
例えばクチコミサイトの場合はクチコミの数・質が集客に大きく影響しますから、日々クチコミ集めに力を入れることが必須です。
クーポンサイトの場合はクーポンでどれだけお得な料金を提案できるかが集客数を左右します。
リピート顧客を集めることが経営を安定させるタイプの業種であれば、クーポンによる値上げ幅を大きくして、まずは初回利用のお客様を増やすようにしましょう。
業種特化ポータルサイトの場合、お客様の悩みをどう解決できるかにポイントをおきましょう。
③検索力の強いポータルサイトを選ぶ
ポータルサイトによる店舗集客は、どのポータルサイトを選ぶかの時点で始まっています。
「地域名+業種名」のようなブロードマッチキーワードで検索した時に、1ぺージ目に表示されているようなポータルサイトでないと、なかなか集客に結びつきにくいのが現実です。
あなたの業種で検索力の強いポータルサイトを調査することを忘れないでください。
※ブロードマッチキーワードについて詳しく知りたい場合は、下記記事をご参考ください。
ポータルサイト集客のメリット・デメリット
店舗によるポータルサイト活用には、メリットとデメリットの両面があります。
メリット-顧客獲得コストを抑えられる
ポータルサイトは多くのユーザーが利用しているため、ホームぺージなどよりも見込み客が多いサイトです。
そのためポータルサイトを上手く活用することで、顧客獲得コストを抑えて新規集客することが可能です。
業種によって顧客獲得コストは変わるものの、だいたいは提供する商品・サービス料金がそのまま顧客獲得コストになることが多いです。
例えば5,000円のサービスの場合、顧客獲得コストが5,000円前後。10,000円のサービスの場合は顧客獲得コストは最低で10,000円くらいでしょう。
このコストをポータルサイトは抑えることが出来ることが大きなメリットです。
デメリット-依存すると経営が不安定になりうる
ポータルサイトに集客を依存することはリスクです。
ポータルサイトは運営会社次第で仕様が変更されることがあり、仕様変更によって集客効果が落ちることもあります。
またポータルサイトの検索力もGoogleのアルゴリズムアップデートの影響を受けるので、検索順位が落ちることで集客力がなくなることもあります。
また最初は集客出来ていても、そのポータルサイトを利用する競合が増えてくると集客力が落ちることもあります。
あくまでポータルサイトは集客法の1つなので、それだけに依存するのはなく、自前のホームぺージやGoogleビジネスプロフィール対策・チラシ集客など、複数の集客法を活用してリスクを下げることが必須です。
まとめ
店舗集客に利用できるポータルサイトの種類と、ポータルサイトの活用法、メリット・デメリットについて解説をしてきました。
この記事を読んでいただくと、ポータルサイトの使い方をご理解いただけると思いますが、同時にポータルサイトのリスクも知っていただけるはずです。
まずは自分の業種に合ったポータルサイトがあるのか、それは集客につながりそうかなどを調査してから、利用するかどうかを決定するのが良いでしょう。
もし利用することを決めたのであれば、全力で活用してください。
掲載できる情報は120%掲載しましょう。集めるべきクチコミがあれば努力して集めましょう。それがポータルサイト集客に成功させる近道です。
この記事を書いた人
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店舗集客集団WAOの代表。
WEBコンサルタントとして約300の店舗の集客支援を行った実績あり。
・店舗向けホームぺージ制作
・SEO対策
・MEO対策
・PPC広告の運用
などWEBマーケティングを得意としている。
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