「お店の新規集客のために、ブログを活用した方が良い」

こんなことを聞いたことがあると思います。確かにブログ活用は店舗集客に非常に重要なのですが、ブログを活かせている店舗はごくわずかです。

なぜなら多くの店舗が「正しいブログ集客の方法」を知らないばかりか、間違った方法でブログを書いているからです。

その結果、ブログを書くモチベーションを維持できず、自然とブログを書くことを止めてしまうのです。

そこで今回は店舗向けに、「ブログ集客できない3つの理由」つまりブログ集客の間違いと、集客に成功する「正しいブログ書き方」について解説致します。

次のようなお悩みをお持ちの店舗は、ぜひこの先をお読みください。

ブログ集客の間違い・3つ失敗パターン

店舗がブログ集客を成功させるために、まずは何が間違いかを知り、改善ポイントを把握することが重要です。

なのでブログ集客に上手くいかない店舗にありがちな間違い・失敗パターンをご紹介しましょう。

①顧客に何を伝えるべきかを掘り下げていない

ブログ集客では、記事の質が集客数や新規集客力を左右します。

ブログで集客が出来ない店舗は、「顧客に何を伝えるべきか」をしっかりと考えたり掘り下げていないために、記事の品質が低く、顧客に「ここに行きたい」と思ってもらません。

その典型的な例が、「○○に行ってきました~」とか「○○を食べました!」のようなスタッフのプライベートブログです。

こうした記事が多い店舗ブログだと、顧客がブログをどんなに読み込んでも、お店の特徴やメリットが伝わりません。

またこの典型例の記事というのは、どんなにたくさん書いてもホームぺージのSEO対策もなりません。

しっかりと「店舗としてブログを使って顧客に何を伝えるべきか」を検討すると良いでしょう。

②顧客にどうやって記事を見て読んでもらうかを考えていない

ブログは顧客に見て読んでもらわないと、集客にはつながりません。

ブログで集客出来ない店舗は、「どうやってお店のことを知らない人にもブログを読んでもらえるようになるか」という視点が欠けているため、ブログ記事を十分な見込み客に読んでもらえていないと考えられます。

店舗のブログを多くの人に読んでもらうためには、SEO対策が非常に重要です。

ブログに対してどんなSEO対策を行うべきか、どんな対策が足りていないかを一度見直してみると良いでしょう。

③短期的な集客を求めている

店舗のブログ集客というのは、短期的な集客ではなく「中長期的で安定的な集客」につながります。

「短期的」というのは例えば、「一つ記事を書けば1人新規の新しい顧客が来てくれる」のように、記事を書く=集客に直結するというようなイメージです。

このイメージでブログ集客を考えていると、ブログを書いても集客につながらない時期にモチベーションを維持することが出来ず、ブログを書くこと自体を止めてしまいます。

店舗のブログ集客は短期的なものではなく、「記事を書いて蓄積していくごとに、尻上がり的に集客効果が出る」という中長期的な集客に有効です。

まずはブログ集客の短期的なイメージを捨て、中長期的な集客であることを理解し、記事を書くこと継続できるようにしましょう。

集客に成功するブログの正しい書き方

ブログ集客の間違い・失敗パターンを知り改善点を把握できたら、次に重要なことは「どのように改善すれば良いのか」ということになります。

皆さんがブログ集客を具体的に改善することが出来るようになるために「ブログの正しい書き方」について解説をしていきます。

①ブログのターゲットを決める

まずはブログを書いてどんな人に情報を伝えたいのか、つまり「ターゲット」を決めましょう。

ターゲットが決まっていないと、間違・失敗パターンの一番目に紹介した「何を伝えるべきか」も決まらず、品質の低いブログ記事になってしまうからです。

ターゲットを決めるということは、あなたの店舗の想定する顧客を掘り下げることでもあります。

店舗が提供する商品・サービスを利用して欲しい人はどんな悩みを抱えているのか

男性向けなのか女性むけなのか、それともどちらにもお勧めなのか

厳密に絞り込む必要はなく、ざっくりとしたもので良いので、想定するターゲットを決めておきましょう。

②1記事1テーマでブログを書く

ブログで記事を書く時は、「1記事1テーマ」を心掛けてください。

一つのブログ記事で様々なテーマを扱うと、顧客に内容を理解されない可能性が高まります。

理解されないと、店舗に対する信頼性が低くなり、お店に行ってみよう・買ってみようと思えなくなってしまうのです。

テーマというのは、記事のタイトルに表れます。

例えばピラティススタジオが「ピラティスをキツイと感じる初心者が気を付けた方が良い5つのポイント」というタイトルの記事を書くのであれば、そのテーマは「初心者が気を付ける5つのポイント」ということになります。

つまり記事タイトルに色々盛り込むのではなく、どんな情報を伝えたいのかをシンプルにタイトルすることができれば、それが記事のテーマになります。

1記事1テーマでブログを書いていくようにしましょう。

③SEO対策を意識する

ブログ記事1つ1つを書く際に、SEO対策を意識してみましょう。

そうすることでブログの検索順位が高くなり、多くの見込み客に店舗のブログを読んでもらえるようになります。

ブログ記事を書く時に気を付けるSEOポイントは次のようなものです。

・記事のタイトルに入れるキーワードは1つから2つまで
・ある記事に関連する別の記事があれば、内部リンクで紹介する
・ブログの過去記事を読みやすいようなリンク構成にする
・コピペで文章を作らず、オリジナルの文章に仕上げる
・記事を継続してブログにアップする
・テーマを徹底して掘り下げて、文字数の多い記事の仕上げる

すぐに検索順位が良くなるわけではありませんが、上記のポイントを意識して記事を書いていくことで、少しずつ少しずつブログ全体の検索順位が上がっていきます。

また過去の記事で改善すべきところがあれば、それもSEO対策になるので定期的に見直してみると良いでしょう。

④見込み客が知りたいことを言葉を尽くして説明する

記事を書くのであれば、テーマに関して顧客が知りたいことを、言葉を尽くして説明するようにしましょう。

そのテーマに関して読んだ人の疑問が残るような内容だと、「この記事の情報だと、まだ信用できないな」と思われる可能性が高まり、集客にはつながっていきません。

例えば「ピラティスをキツイと感じる初心者が気を付けた方が良い5つのポイント」というタイトルの記事の場合、その5つのポイントを羅列すれば良いわけではありません。

悪い例

ピラティスをキツイと感じる初心者の方は、次の5つに気を付けましょう。

①○○○○
②××××
③■■■■
④▽▽▽▽
⑤・・・・

5つのポイントの羅列だけ知っても、「なんでそれらに気を付けないといけないと」という理由部分がないと納得してもらえません。

正しい例

ピラティスをキツイと感じる初心者の方は、次の5つに気を付けましょう。

①○○○○

まずは○○○に気を付けましょう。なぜなら・・・

②××××

次に気を付けるべきことは、××××です。なぜなら・・・

「気を付けないといけない5つのポイント」を知った人は、「じゃあどんな対策をすれば良いの?」という疑問も生まれるでしょう。

なので5つのポイントとその理由を紹介した後に、「対策法」や「改善法」も説明すべきです。

このように「見込み客が知りたいこと」を「言葉を尽くし」ブログ記事で説明することで、顧客に納得していただけるようになっていくでしょう。

⑤読みやすい記事にする

ブログ記事は、顧客の読みやすさを意識しましょう。

どんなに良い記事を書いたとしても、読みにくい文章だと全部を読んでもらえません。

改行・文章量

改行がない文章というのは、非常に読みにくいです。一つの文を長くするだけで、記事の途中離脱が増えるので、一文一文は長くしすぎない方が良いでしょう。

フォント

また「フォントの見にくさ」も記事の完読の邪魔となります。

文字が小さかったり、文字が多すぎたり、フォントがバラバラの文章だったりすると、頭が疲れてしまい、途中で読むのを諦めてしまう人が増えます。

言葉遣い

ターゲットに合わせた「言葉遣い」も読みやすさにつながります。

論文のような硬い文章など途中で読まれなくなってしまうかもしれませんが、フランクな文章だと読まれる率が高まる業種だってあります。

画像

文章だけのブログ記事よりも、途中に画像が入った方が、記事全文を読まれやすくなることが、実験からわかっています。

そのため、その記事に合った画像を、適切な位置に配置していくだけで、読みやすさが大きく向上します。

読みやすいブログ記事を目指し、せっかく書いた文章すべてを読んでもらえるようにしましょう。

集客で選ぶべきブログの種類

ブログには、「外部ブログ」と「内部ブログ」の2つの種類に分かれます。それぞれメリット・デメリットがあるので、お勧めのブログを紹介します。

外部ブログ

アメブロ・note・ライブドアブログ・FC2ブログなど。

無料で利用することが出来、管理画面が使いやすく、初心者でも記事を投稿しやすい作りになっています。

一方で外部ブログは、検索力が弱く、SEO対策をしても検索上位に表示されることは稀なので、SEO対策つまり検索以外でアクセスしてもらう方法を考えないと集客にはつながりません。

内部ブログ

WordPressのこと。現在作られているホームページの多くがWordpressで、そのホームぺージ自体にブログ機能が組み込まれているので、ホームぺージの中にブログ記事を増やしていくことが出来ます。

WordPressを利用するには、レンタルサーバーや独自ドメインというものを有料で契約する必要があります。

また管理画面は外部ブログと比べると、少し難易度が高いので、記事投稿のために少し練習・勉強する必要があるでしょう。

しかしWordpressには「検索力に強い」という大きなメリットがあります。

SEO対策をしてブログ記事を書いていくと、あなたの店舗の記事が上位に表示されて、自然に多くの人に読んでもらえるようになります。

ブログ集客の成功率を高めたいなら

ブログ集客の成功率を少しでも高めたいなら、外部ブログではなく内部ブログ、つまりWordpressを利用することをお勧めします。

それは「検索力が強い」というメリットが強力だからです。

様々なブログ記事を書いていけば、さまざまなキーワードでブログにアクセスしてもらえます。

ドンドンとアクセス数が増え、来店したり商品を買ってくれる人も増えていくでしょう。

外部ブログでアクセス数を集めて集客に成功することの再現性は高くありません。

しかしWordpressを使ってのブログ集客では、やるべきことがはっきり決まっており、それを継続すればどんな店舗でも成功再現率を高めることが出来ます。

多くに人に店舗のブログを見てもらいたいなら、Wordpressを選択しましょう。

※もちろん外部ブログを利用しても良いですが、その際は使い方をしっかりと考えておきましょう。

まとめ

「店舗がブログ集客できない3つの理由」と「成功する正しい書き方」について徹底解説をしてきました。

この記事を参考にして、顧客のニーズをがっちりと掴んだ良質なブログ記事を書いて、実際の集客につなげてみてください。

ブログによる集客効果に即効性は求めず、中長期的な視点で、コツコツと記事を書き続けるのが成功のカギです。

それでもブログを書くこと自体に悩んでいる店舗は、ぜひ店舗集客集団WAOの「集客ブログ書き方コンサルティング」をご利用ください。

ブログの記事を書く最初の最初からしっかりとお教えしますし、実際に書く練習も一緒にしていくことで、あなたをブログマスターに導いていきます。

この記事を書いた人

wao
wao集客コンサルタント
店舗集客集団WAOの代表。

WEBコンサルタントとして約300の店舗の集客支援を行った実績あり。

・店舗向けホームぺージ制作
・SEO対策
・MEO対策
・PPC広告の運用

などWEBマーケティングを得意としている。