店舗のホームぺージSEO対策で効果が出る対策4選を解説

「ホームぺージを作ったのに検索順位が上がらない」
「検索順位が上がれば集客できるはずなのに、順位が上がらない」
「業者にSEO対策をお願いしているけど効果が出ない」
「自分でもSEO対策をしたいが、何をしたらよいかわからない」

ホームページを狙ったキーワードで検索上位に表示させること（SEO対策）は、店舗の集客において非常に重要であることはみなさんご存じだと思います。

しかしSEO対策がなかなかうまくいかず、せっかく作成したホームぺージが宝田の持ち腐れになってしまっている店舗も多いことでしょう。

どうすればあなたの店舗のホームぺージが検索順位の上位に表示されるようになるでしょうか？

SEO対策にはやるべきことがあります。それをしさえすれば、高確率で検索順位をアップさせることが可能になります。

そこで今回は、店舗のホームぺージSEO対策で効果が出る対策4選を解説致します。

これを読んで、そして対策を実践していただければ、あなたの店舗のホームぺージも検索1ぺージ目を狙っていけるようになるでしょう。

SEO対策の基本的な考え方

実際に対策についてお話しする前に、まずはSEO対策の基本的な考え方について知っておきましょう。

現在日本で利用されている検索エンジンはGoogleとYahoo!の2つで、2021年時点でGoogleのシェアが約75％、Yahoo!のシェアが約25％となっています。

GoogleとYahoo!の検索は、ほぼ同じ検索結果になります。それはYahoo!がGoogleの検索アルゴリズムを利用しているからです。

つまりSEO対策をするのであれば、Googleの検索アルゴリズムに適した対策を行っていくことが何より重要と言えます。

ではGoogleの検索アルゴリズムでは、どのようなことが重要とされているかですが、Googleは次のような10個のスローガンを発表しています。

1．ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2．1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3．遅いより速いほうがいい。
4．ウェブ上の民主主義は機能する。
5．情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6．悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7．世の中にはまだまだ情報があふれている。
8．情報のニーズはすべての国境を越える。
9．スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10．「すばらしい」では足りない。

Googleが掲げる10の事実

一番最初にあるものが、Googleが一番重要視していることです。

「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」つまり、「ユーザーのためになるホームページを作る・情報発信をする」といいことが、SEO対策で基本とするべき考え方になるのです。

Googleの検索アルゴリズムについて

検索順位を決めるプログラムであるGoogleのアルゴリズムは200項目以上あると言われおり、それらの項目に当てはまる数が多いほど検索順位が上がっていきます。

しかしGoogleはその200項目以上あるアルゴリズムをブラックボックスにしています。明確にしていないということです。

そのためにSEO対策というのは、「こういった対策はGoogleの理念に適しているのではないか」ということを考えて、テストをして、結果が出るのかを見極めていくという地道な作業が必要になります。

難しいのが、Googleのアルゴリズムはアップデートされることがあり、そのせいでそれまで上手くいっていた対策が効かなくなる・逆効果になることがしばしば起きてしまうのです。

これまで行われてきたアルゴリズムのアップデート

店舗のホームぺージに大きな影響を及ぼしたのは、「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」「健康アップデート」「コアアップデート」の4つです。

パンダアップデート

パンダアップデートは2015年7月24日に実施された大型アップデートです。

これによって、「ホームページのコンテンツの独自性」とういうことが検索順位で重要になりました。

他のサイトからコンテンツコピペしてきたり、パクったりするコンテンツがホームページあると、検索順位が下がるようになったのです。

逆に店舗としてオリジナルのコンテンツをホームぺージ掲載していけば、検索順位は上がるようになりました。

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートは2016年9月23日に実施されました。

これによって「外部リンク」と「スパム」が取り締まられるようになりました。

それまではサイトの種類に関わらず、他のサイト・ホームぺージからあなたの店舗のホームページにリンクが貼られれば貼られるほど検索順位が強くなっていきました。

しかしペンギンアップデートによって、あなたのお店の業種と関係ないサイトからリンクを貼られると、SEO対策としてはマイナスになるように変わりました。

またGoogleのガイドラインに違反する行為がホームぺージで見られた時には、ペナルティが与えられて、検索結果に登録すらされなくなりました。

健康アップデート

健康アップデートは2017年12月6日に実施されたアップデートで、日本のみに適用されたアップデートです。

それまで日本のインターネットには、悪質な医療情報や根拠のない健康情報がネット上に溢れていました。これを取り締まるために、「根拠のない医療情報・健康情報」の載せているホームぺージ検索順位が下がっていくようになったのです。

ここから「YMYL」「E-A-T」という考え方がGoogleには持ち込まれるようになりました。

YMYLは「Your Money or Your Life」のイニシャルを取った言葉で、「人々の生活や経済、幸福に影響を与えるもの」に関しては根拠に基づいた正確な情報でない検索上には表示させないようになっていきました。

E-A-Tは「Expertise（専門性）」「Authoritativeness（権威性）」「Trustworthiness（信頼性）」のイニシャルで、YMYLのジャンルのホームぺージは、専門性・権威性・信頼性のあるコンテンツが高く評価されるようになりました。

コアアップデート

コアアップデートが2018年3月から複数回に渡って行われています。2022年6月にも実施されました。

しかしコアアップデートはこれまでのアップデートと違って、Googleはどんな内容のアップデートをしたのかを明らかにしていません。

ただGoogleは「より良いコンテンツを更新し続けることが唯一の対処法」と発表したので、ユーザーにとってより良いコンテンツをホームページに追加していくことが重要であることは間違いないでしょう。

アップデートに影響されないSEO対策が重要

店舗がホームぺージからの集客を維持し続けるには、これらのアップデートで検索順位が乱高下しないようなSEO対策をすることが何より重要です。

基本理念である「ユーザーのためになるホームページを作る・情報発信をする」ということは今後も変わらないと予想されますが、問題は「どんな対策が普遍的なSEO対策なのか」ということです。

ここの対策を間違えると、どんなに努力をし続けたとしても検索順位は上がっていきません。

そこで次からは、Googleの理念に基づいた普遍的で具体的な対策について詳しく解説をしていきます。

店舗ホームぺージSEO対策4選

店舗ホームぺージ向けの普遍的なSEO対策は4つの方向性に分類されますので、それぞれを詳しく解説していきます。

①内部対策

SEO対策の内部対策というのは、ホームぺージの内部にアプローチする対策のことを言います。つまりホームページの「構造」にアプローチするのです。

内部対策としては次の3つのポイントに対策が必要です。

1：ホームぺージの階層構造の最適化

ホームぺージの階層構造を最適化することはSEO対策の内部対策で最も重要なものの1つです。

複雑すぎる階層・構造ではホームぺージを見るユーザーに利便性はありません。

トップページから2クリック以内ですべてのぺージに飛べるような階層・構造が理想です。

Googleでは階層に関して以下のように説明しています。

わかりやすい階層を作成する

一般的なコンテンツからそのサイトで求めている具体的なコンテンツへ、ユーザーができるだけ簡単にたどり着けるようにしてください。適宜ナビゲーション ページを追加し、内部的なリンク構造に効果的に組み込みます。サイト上のすべてのページにリンクから到達できるようにし、サイト内の検索機能を探さなくても済むようにします。関連ページへのリンクを適宜追加すると、ユーザーが同様のコンテンツを見つけやすくなります。

以下のことは避けましょう。

ナビゲーション リンクを複雑な関係にする（例: サイト上のすべてのページを他のすべてのページにリンクする）。

コンテンツを過度に細分化する（そのため、ホームページから到達するのに 20 回もクリックする必要がある）。

引用：検索エンジン最適化（SEO）スターター ガイド

2：内部リンクの最適化

ホームぺージ内で各ページに飛ぶためのリンクを最適化することも重要なSEO対策の1つです。

例えばホームぺージのメインメニュー・サイドバー部分のメニュー・フッター部分のメニューなどを設定することは重要な内部対策になります。

またとあるぺージと高い関連性のある別のぺージがある場合、その別ぺージへのリンクを設定することも内部対策です。

当ホームページを例に挙げます。

ブログ記事の一つに「店舗集客でSNSを利用するメリット・デメリットを徹底解説」があります。

この記事ではSNS集客について解説をしていますが、集客方法はSNS以外にもあるので、その他の集客方法を解説した「店舗集客の9つの方法を徹底解説」へのリンクを設定しています。

3：検索インデックスの最適化

検索インデックスの最適化は聞きなれない言葉かもしれませんが、以下のような項目の設定を最適化することを指します。

ぺージタイトルは、ホームぺージのタイトルや各ページのタイトルを適切にすることを指します。

NG例としては、「キーワードを入れ込みすぎる」とか「文字数が多すぎる」などがあります。

また各ページでは、見出しを設定してロジカルな構成にすることでSEO力が高まります。

クローラーというのは、Googleが様々なホームぺージを検索結果に反映させるためにインターネット上を飛び回っているシステムのことです。

このクローラーが頻繁にあなたの店舗のホームぺージを見に来ると、新しく作ったぺージが検索結果に早く表示されるようになります。

そのために「XMLサイトマップ」というものを作成してGoogleに送信をすることが重要になります。

他に細かい検索インデックス最適化の方法はあるのですが、こうした細かい設定をホームぺージに施すことが内部対策の1つになります。

②外部対策

SEOの外部対策は「良質な外部リンクを集める」ことです。

外部リンクというのは、「他のホームぺージからあなたのホームページにリンクを貼ってもらう」ことを指します。被リンクとも言います。

例えば当社のホームぺージに対して、あなたのホームぺージがリンクを設定してくれれば、当社のホームぺージには外部リンクが増えたことになります、

外部対策のポイントは「良質な」という部分です。悪質であったりスパム的なリンクだと、SEO対策としては逆効果になってしまいます。

悪い外部リンクの例を挙げましょう。

10年前までのSEO対策では、相互リンクで外部リンクを増やすと強力なSEO対策になっていました。しかし今Googleはそれは悪質な外部リンクとみなしているので、相互リンクを残している店舗ホームぺージは今すぐに削除するべきです。

良質なリンクとは

良質なリンクというのはナチュラルリンクを呼ばれており、次の3つの種類があります。

例えばヘアサロンの場合、サロン商品を扱う会社やヘアサロンのポータルサイトからリンクされたのであれば、「関連性の高いぺージからのリンク」としてSEO対策になります。

インフルエンサーなどが自身のホームぺージやブログであなたの店舗ホームぺージにリンクを貼ってお勧めしてくれることも、良質なリンクの1つになります。

また実際にあなたの店舗を利用したユーザーがブログなどでホームぺージを紹介してくれるのであれば、検索力アップを期待できます。

良質なリンクを意図的に集めることは非常に難しいのですが、Googleは「お客様に役に立つ情報を発信し続けるサイトは、自然と良質外部リンクが増える」という考えを持っています。

なので良質外部リンクを増やしたい場合は、業者に依頼するのではなく、店舗としてホームぺージを使ってお客様に情報発信をし続けることが一番の方法となります。

③コンテンツ対策

コンテンツ対策はホームぺージのSEO対策として最も重要で影響度が強く、コンテンツ対策が出来ていないと、どんなに内部対策・外部対策をしても検索順位は上がっていきません。

コンテンツ対策としてどのようなことを行う必要があるのか、どんな注意点があるのかを解説します。

YMYLとE-A-T

SEO対策では「YMYL」と「E-A-T」というものに適したコンテンツを作ることが重要です。

YMYLは「Your Money or Your Life」の略称で、日本語訳をするなら「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」のことを指します。

そしてこのYMYLのぺージは「E-A-T」に基づくコンテンツである必要があります。

E-A-Tは「Expertise（専門性）」「Authoritativeness（権威性）」「TrustWorthiness（信頼性）」のことです。

要は「人の幸福・健康・安全などに影響する商品・サービスを扱うホームぺージは、専門性・権威性・信頼性のあるコンテンツでなければならない」と理解しましょう。

例えば人の健康を扱う整骨院・整体院・鍼灸院・エステサロンなどは、現時点で医学的に正しいと考えられている情報を掲載しないといけません。

逆に医学的な正しさから離れた自分独自の考えをホームぺージに掲載していくと、検索順位はドンドンと下がっていくでしょう。

ちなみにYMYLに分類されるのは次のような業種の店舗です。

上位以外にもYMYLに該当すると考えられる業種も対象ですので、もしあなたの業種が対象となりうる可能性が考えられるのであれば、E-A-Tの3つを意識したコンテンツだけをホームページに追加していきましょう。

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重複コンテンツ

ホームぺージ内で同じ文章・同じテキストが複数ページ内で重複していると、SEO対策としてはマイナスになり検索順位が下がっていきます。最悪Googleからペナルティを課せられてしまいます。

もちろん他店のホームぺージからテキストをコピペして持ってきて、自店のホームページに掲載してもNGです。

気を付けることは「定型文の繰り返しを可能な限り減らす」ことと「類似テキスト・コンテンツを減らす」ことの2つです。

重複コンテンツの例には、「お客様からの体験談」があります。

お客様からいただいた体験談を文字起こししてホームぺージに掲載している店舗は多いと思います。
良い内容の体験談だからなるべく多くの人に見てもらいたいと思い、ホームぺージ内の複数のぺージで体験談とその文字起こしテキストを掲載したくなるかもしれません。

しかしこれは重複コンテンツとなる可能性が高いので、SEO対策の観点からは止めておいた方が良いでしょう。

業種に関する情報発信

あなたの店舗の業種に合った情報発信をしていくことで検索順位を上げていくことが出来ます。

逆を言えば、業種と関係ない情報を発信し続けるとSEO対策としてはマイナスになり、検索順位が下がったり最悪ペナルティになります。

例えば美容院のホームぺージ内ブログで、スタッフさんが休日に遊びにいった場所や食べたものの紹介をする記事をたくさん書いたとしましょう。

美容室とスタッフさんが遊びにいった場所た食べたものに、業種としての関連性はありません。なのでこのホームページの検索力は弱くなることは間違いありません。

美容室ですから、ホームぺージで掲載するべき情報は「美容室の基本情報」「提供メニュー」「店舗としての特徴」などです。

ホームぺージ内ブログで記事を書くのであれば、「髪のケアの方法」「お勧めシャンプーの紹介
「ヘアスタイルの紹介」などとなります。

このように「自分の業種に関連した情報か」に注意して、ホームページにコンテンツを掲載していきましょう。

想定顧客を満足させるコンテンツ

SEO対策として強力なコンテンツというのは、「顧客が満足する情報が載っている」ものです。

例えば「ピラティス 初心者」で検索する人は、自分がピラティス初心者なので、まずはピラティスがどんなエクササイズで初心者でも挑戦できるものなのかを知りたいでしょう。

だからピラティス初心者でも理解できるエクササイズの紹介や、初心者でも挑戦できる理由などについて情報発信すると良いでしょう。

ただ顧客を満足させる情報にするには、一歩進む必要があります。

「ピラティス 初心者」で検索する人は、ただ初心者向けの情報が欲しいだけではありません。ピラティスを探しているということは、「健康に問題があるからピラティスで改善したい」「ダイエットしたいからピラティスで痩せたい」という気持ちが隠れていることが考えられます。

なので初心者向けのピラティス情報だけでなく、「ピラティスと健康」「ピラティスとダイエット」についても同じぺージで紹介するべきでしょう。

つまり検索キーワードの表層的な内容だけでなく、そのキーワードで検索する人の潜在的な欲望まで解決するようなコンテンツを作ることが、強力なSEO対策となるわけです。

④その他の対策

これまで紹介してきたSEO対策は自店のホームぺージに対して行う対策でしたが、ホームぺージに直接何かを行わないSEO対策もあります。

その1つがGoogleビジネスプロフィール（旧Googleマイビジネス）対策です。

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Googleビジネスプロフィールに掲載している情報とホームぺージに掲載している情報に齟齬があると、ホームぺージの検索力は弱くなります。

理容室を例に挙げます。

ホームぺージは一般的な理容室としてコンテンツを作成したものの、Googleビジネスプロフィールでは育毛に特化した内容を掲載したとしましょう。

この場合はホームぺージとGoogleの情報が違うことになり、SEO対策としてマイナスになります。

またホームぺージに掲載している基本情報（電話番号・住所などの表記）がGoogleと違っていてもSEO対策としてマイナスになります。

店舗によってはさまざまなポータルサイトに情報を掲載しているかもしれません。

SEO対策をしたいのであれば、Googleビジネスプロフィールだけでなく、各ポータルサイトに掲載する情報とホームぺージのコンテンツとの齟齬がないようにしておきましょう。

まとめ

店舗のホームぺージSEO対策で効果が出る対策4選について解説をしていきました。

内部対策・外部対策・コンテンツ対策・その他の対策、どれも重要なのですが店舗として力を入れて欲しいのは「内部対策」「コンテンツ対策」「その他対策」の3つです。

外部対策は店舗側の努力で対策するのが難しいからです。

内部対策とその他対策は、一度しっかりと行っておけば大丈夫です。

一方でコンテンツ対策は継続して行っていくことが必要になります。

またYMYLに当てはまる業種のお店は、E-A-Tについて一度徹底して調査・勉強してからSEO対策を行うことをお勧めします。

その後にこの記事で紹介した4つの対策を適切に行えば、あなたの店舗のホームぺージの検索順位は上がっていくことでしょう。

店舗ホームぺージのSEO対策の基本であり本質であるこの記事を利用して、ぜひホームページのSEO対策を成功させて、安定した集客力を獲得してください。

また店舗集客集団WAOでは、店舗向けのSEO対策も行っております。SEO対策でお困りの場合はお気軽にご相談ください。

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